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僕の彼女

2012.12.06.Thu.16:41
僕の彼女


 ハルとは高校で出逢い、そこから悪友みたいな関係である。
 俺とは違い活発で、決して真面目とは言えず、友達も怖そうな人たちが多かった。
 別にヤンキーではなかったが、女友達より男友達の方が多かった記憶がある。
 しかし、友達のためならどんな怖い男にも向かっていける、そんな少し憧れてしまうような一面も持っていた。
 大人しく、クラスの端にいる俺とは違うのになぜか俺たちは馬があった。
 最初こそ怖かったものの、今では女子の中で一番話せる存在だ。
 そんな腐れ縁なのか、学部は違うが同じ大学に進み、今でも頻繁に会う。
 ただ、俺が人ごみや知らない人と大勢で飲むのが嫌いなことを知っているので、会う時は大抵2人だけだ。ハルはそういう気遣いもできる女だった。
 また、たまにとんでもないことを言い出すのもハルの面白い所だ。


 「この子が前に話した桜井美優(さくらいみゆ)。感謝しなさいよ、あんたには勿体ないくらいの美人なんだから。でこっちが菅谷太一(すがやたいち)。」
 「お、おう……。」
 「初めまして桜井美優です。ハルちゃんとは同じ学部で仲良くさせていただいてます。」
 第一印象は笑顔が素敵な女の子だった。
 「あんたも何か話なさいよwww」
 「あっ、菅谷太一です。えっ、えっとご趣味は?」
 「お見合いか!?」
 「菅谷さんって面白い人なんですね。」
 「えっ、あ、いや~///」
 「何喜んでんのよwww何か気の利いた話でもできないわけ?」
 「んな無茶振りするなよ。俺だってこんなにかわいい子が来るなんて知らなかったし……」
 「あんたが前から彼女ほしいって言ったからでしょ。何度でも言うけど、美優はあんたには勿体ない子なんだからね!」
 桜井さんはニコニコと俺たちのやり取りを見ている。
 そんなこんなで、しばらく3人で飲みながら話していた。
 「で、こいつどうかな?悪い奴ではないんだけど、どこか抜けてる所があるんだよね。」
 「そうなんだ、すごく優しそうな人だと思けど。」
 「まぁ、優しいと言うかヘタレと言うか……。あんたって童貞だったよね?」
 「ブッ……お前なんてこと言うんだよ……」
 こういう悪気がないストレートがハルにはたまにあった。
 「飲み物こぼして汚いな~。違ったっけ?彼女いないはずだったよね?あっ、もしかして風俗とか。ふけつ~!」
 「ちっ、ちげーよ。ああっ、もう童貞ですよ!恥ずかしいんだから言わないでよ///」
 「だってさ。まぁ、こいつはウブなんだよねwww」
 「あっ、私は別にそういうの気にしないので……」
 桜井さん、あなたは優しすぎるぜ。しかし、その優しさが今日は胸に刺さります。
 「まっ、そう言うことだからさ。今日はあんたが美優を送っていきなさい。美優も嫌かもしれないけど、今日くらいはこいつに夢を見させてあげて。」
 「夢ってなんだよ!?」
 「フフフッ、じゃあお言葉に甘えて今日は菅谷さんに送っていってもらおうかな。お願いできますか?」
 「も、もちろんです!」
 「言っておくけど、送りオオカミにはならないように。美優も何かされたらすぐに私に連絡してね!」
 最後までハルにペースを握られたままだったのが悔しい。
 そうしてハルは先に帰り、俺は桜井さんを家まで送ることになった。


 桜井さんの家の最寄駅で降り、そこからしばらく2人で歩くことになった。電車内ではそれなりに話せたのに、2人きりになると会話に詰まる。仕方なく、俺は共通の友人であるハルの話題を出した。
 「今日はありがとうね。何かハルの奴、強引に桜井さんのこと誘ったんじゃないの?」
 「いえ、ハルちゃんとは仲良くさせてもらってますし、今日も無理してませんよ。」
 「えっ、そうなんだ。いや~、それにしても今日もハルと2人かと思ったら、こんなかわいい子が来るからビックリしちゃったよ。」
 「そんな///私も以前から菅谷さんのことは聞いていたので、実際会った時は初めてじゃない気がしました。」
 「へ~、そうなんだ。」
 「はい、ハルちゃんいつも菅谷さんのことばかり話しますよ。仲がいいんですね。」
 「まぁ、仲がいいと言うか、腐れ縁って奴ですよwww」
 そんなにハルは俺の話をしているのか……。いかんいかん、どうせ今日みたいに変な話なんだろうな。
 「そういうの羨ましいです。私、そう言う人いないから……。それが菅谷さんみたいに優しい人ならすごくいいな~///」
 「えっ?」
 やべ~、桜井さん顔赤らめて下向いてるじゃんかよ。すげ~、かわいい。今すぐ抱きしめたい。
 「あのっ!」
 「えっ、は、はい!」
 変なことを考えていたので、返事に詰まってしまった。
 「菅谷さん本当に彼女いないんですか?」
 「う、うん。いない……と言うか彼女いない歴=年齢です……」
 「あっ、ごめんなさい。そういうわけで言ったわけじゃないんです。その、ハルちゃんから話を聞いて、いざ会ってみてすごく親しみやすい人だと思って……」
 桜井さんは赤い顔を両手で押さえながら、しゃべっている。
 何コレ!?
 世間で言うフラグって奴ですか!?
 「もし良ければ友達から付き合っていただきたいなって……」
 キターーーーーーー!!苦節20年。ヤラハタを迎え、心無い友人たちからはバカにされてきたが、ついにこの俺にも春が来たーーーー!!
 「で、でも……」
 えっ、でも?
 「ハルちゃん、菅谷さんのこと好きですよね……」
 「はいっ?今なんと?」
 「だから、ハルちゃんは菅谷さんのこと好きですよ、絶対!」
 「いやいや、それはないよwwwだってあいつとは長い間、友達やってるけどそんな素振り一切ないよ。今は別れちゃってるけど、彼氏も居たし……」
 そうだ、そんなことあるはずない。俺とハルは悪友でそれ以上でも、それ以下でもない。
 「いえ、女の勘が勘ですけど、これは絶対です。菅谷さん、そこはわかってあげて下さい。」
 「う~ん、ないと思うんだけど、考えてみるよ……」
 「はい……。それで失礼だとは思うんですが、私を選んでくれた時は友達からお付き合いお願いします。」
 「うん……」
 「じゃあ、ここで結構です。今日はどうもありがとうございました。」
 強制的に別れさせられてしまった。桜井さんが曲がり角を曲がった後、振っていた手を下ろした。さっきまでの興奮とテンションが嘘のようだ。ハルが俺のことを好き!?
 あいつって俺みたいなタイプより、ガッチリした筋肉質の男が好きなんじゃなかったっけ?
 でもな~、桜井さんは嘘をつくような子じゃないし、女の勘ってのは当たると言うし……
 それまで意識したことがなかったので、いざ意識してしまうと少しぎこちなくなる。
 俺はどちらを選ぶべきなんだろうか?


プロフィール
ハル:20歳
ボーイッシュでショートカットのメッシュ。
主人公とは高校からの腐れ縁。ずかずかと言ってくる性格。

桜井美優:19歳(同い年)
お嬢様まではいかなくても清楚な子。黒髪のロング。
ハルと同じ学部でハルとは反対な性格。

あなたはどちらと付き合い(Hし)ますか?


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ルート選択

ハル

美優
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コメント
ヒロイン達の優しさ
とってもいい話です
ハルと美優の行為表現は違いますけど、どっちもいい子だ
主人公が気遣われたの描写は情けなさすぎる、そこはたまらん
二人の優しさに包まれたい

割りと早めにこのサイト見つけて良かったです
今後も応援します
Re: ヒロイン達の優しさ
>>名無しさん
コメントありがとうございます。

そう言っていただけて嬉しいです。
この話しの結末は少し迷ったんで、そんな感想をいただけて良かったです。
これからもよろしくお願いします。


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